wantedlyのIR情報から営業手法を読み解く
wantedlyがマザーズに上場
ベンチャー系や人材系であれば誰でも知っているwantedlyが上場をする模様です。
wantedlyのビジネス
- Wantedly Visit > 求人サイト,アプリ
- Wantedly People > 名刺管理アプリ
- Wantedly Chat > チャットツール
名刺管理アプリも、チャットツールも、まだマネタイズはほとんどできてないと思うので、Wantedly Visitが売上のほぼ100%を占めているとみていいでしょう。
1年の料金プランを見てみると
- トライアル > 0円/月
- ミニマム > 30,000円(月)/360,000円(年)
- ライト > 50,000円~(月)/600,000円(年)
- スタンダード > 90,000円~(月)/1,080,000円(年)
- エンタープライズ > 500,000円~(月)
wantedlyの数値
では、売上などの数値を見てみましょう。
wantedlyの数値推測
利用企業は約18,000社。
利用企業の10%程度が有料、無料は90%程度とすると、有料が1,800社。
売上が8.4億円なので、460,000円/1社。
プランはスタンダードが多いのでしょう。
また、利用企業数は、+7,000社/年なので、+580社/月の利用。
お申し込み>利用が70%位のCVRだとすると、+800社/月のお申し込み。
想定数値推移
- 申込企業数>800社
- 利用企業数>580社(CVR70%)
- 有料課金企業数>58社
- 有料単価(年)>460,000円
社員数は50人位だと思いますので、ビジネスサイド(セールス、マーケ、CS)は10-15人位でしょうか。
この人数だと申込>利用企業へは架電などは行わずに、メールマーケなどで行っているでしょう。
有料課金率を高めるために、もしかしたら架電をしているかもしれません。
この募集を見る限りビジネスデベロップメントは4-5人でしょうか。
www.wantedly.com
おそらくCRM構築したり、商品企画をしたりする方たちだと思うので、実際に有料課金率を高めるのは、インターンとか新卒の方でしょう。
この規模の会社であれば、1営業というよりも営業企画として営業設計をする感じの募集だと思います。
個人的には、このような営業プロセスの設計ができるフェーズの会社にいれる事は楽しいと思うので、おすすめですね!もっと詳しいお仕事内容を掲載すればいいのに。
以上、wantedlyの分析でした。